2018/02/14『ことばのお守り』

Byyomairi

2018/02/14『ことばのお守り』

私の法話集『ことばのお守り』が各誌で書評されております。法話ではありませんが、さまざまな切り口で内容を紹介されていますので、少しずつアップさせて頂きます。今回は中外日報さんの記事です。

なおネット販売でこちらからどうぞ→ https://mihotoke.stores.jp/

『ことばのお守り 天野こうゆう著』

○見事な対機説法〜書物通し体感〜

高野山本山布教師として活躍する著者の法話集。「欲を精製してエネルギーとせよ」「多用充実」など味わい深い言葉が全編に散りばめられている。

3章構成。「読む法話」は寺報『高蔵寺だより 瑠璃光』とブログなどインターネットで発言した法話、「聴く法話」は地元FM局のラジオ番組でのトーク、「観る法話」は布教師として行った本山、地方寺院、イベント会場などでの法話を収める。表紙絵と挿絵も著者が手掛けた。

本書を味読して思うのは「対機説法」の見事さだ。発言する媒体、時と場所、聴衆に応じた語り口は、著者の布教師としての力量を物語る。その力を一冊の書物を通し体感させることに成功した編集・構成の巧みさもまた本書の価値を高めている。

著者はコラムで「ラジオ法話の魅力」を説く。テレビよりラジオの方が「心に残る、心に沁みる」として今後より力を注ぐという。

インターネットでラジオを聴く人が増え、昨今ラジオが再評価されている。2002年にインターネットのメールマガジンで法話を配信するなど、時代を先取りする取り組みで注目を集めてきた著者が、今後どのように法話の可能性を広げ、人々の心をつかんでいくのか期待される。本体価格1,200円、高野山出版社(電話0736・56・2724)刊。

□中外日報 http://www.chugainippoh.co.jp/